ジャンル | SF |
監督 | 佐藤信介 |
脚本 | 橋本裕志 |
公開日 | 2018年4月20日 |
- 木梨憲武
- 佐藤健
- 本郷奏多
- 二階堂ふみ
- 三吉彩花
- 生瀬勝久
- 濱田マリ
- 斉藤由貴
- 伊勢谷友介
切ないサイボーグおじさんが活躍する映画(A評価)
冴えない定年間際の会社員のおじさんが主人公。
彼は家族の間でも会社の中でも肩身が狭い思いをして生きている。
しかもガンに罹患して余命わずか。
人生に絶望しきっていた彼だが、とある出来事から現代の地球の科学力を凌駕したサイボーグとして第二の人生を歩み始めることとなる。
とんでもない設定だが、不思議とスクリーンから目が離せない。
白髪頭で気弱なおじさんのスピーディな戦闘シーンは、色んな意味で圧巻。
日本のCGを使ったアクション映画には、これまで良い印象を抱いていなかったが、ちょっとそういった類の映画を観ないうちに、いつの間にか大進歩を遂げていることにも驚いた。
ハリウッドの大作と比べてもそこまで劣った感じはしない。
でも結局何が言いたい映画なのかはよくわからなかった。
もう少し人間を掘り下げて描いていれば、更に良い映画なのでは?
ただ、深く考えずに観る分にはすごく楽しめると思う。
子供ももちろん楽しめるが、もしかすると人生の苦しさや悲しみを経験してきた中年のおじさんならば、より理解ができる映画なのかもしれない。
『いぬやしき』に似ているオススメ映画
ロボコップ(1987)
サイボーグとして蘇った警官の悲哀を描くストーリー。
グロさや痛々しさもあるが、敵キャラが悪党揃いなので、ラストシーンのカタルシスが心地よい。
少々古い映画だが、未視聴の人は是非観てほしい。
人情あり、笑いあり、激しいバトルありの唯一無二の映画(S評価)
「いぬやしき」という映画を知っているでしょうか。この映画は元々漫画が原作で、作者は奥浩哉さんといい、この作品の他にも大人気漫画の「GANTZ」や今現在もビッグコミックスペリオールにて連載中の「GIGANT」でも有名です。
私はこの「いぬやしき」は原作の漫画からとても好きだったので、ここ最近どれもこれも漫画を実写化する風潮にある日本の映画界での実写化と聞いただけで正直あまり良い気持ちにはなりませんでした。しかし主演があの実写化を成功させる俳優でお馴染みの佐藤健さんと木梨憲武さんという最強タッグだと聞いて、どんどん観たい気持ちに変わっていきました。
実際にこの映画を観た感想としましては、まず観応えのあるシーンしかないので初めから終わりまですっとドキドキワクワクしながら観ることができます。
しかも内容もほぼ原作通りですし、観ていると原作の漫画の情景も浮かんできます。個人的には観て損する部分なんて1つもない素晴らしい映画だと思いました。是非購入ではなく借りてでも良いので観てみてください。
『いぬやしき』に似ているオススメ映画
「いぬやしき」が好きな人ならば「GANTZ」もおすすめです。
なぜならばまず原作者が同じですし、両方とも人情溢れるバトル映画だからです。「GANTZ」も「いぬやしき」のように二宮和也さんや夏菜さん、松山ケンイチさんといった豪華キャストなのでそれだけでもとても見応えのある作品です。
ハラハラ、ドキドキするけどかなり纏まった作品(A評価)
木梨憲武が演じる犬屋敷壱郎は、家族内や会社の中の何処にも居場所がなく、さらに末期がんで余命宣告を受けてしまう初老サラリーマン。そんなある日、突如として宇宙人による謎の事故に巻き込まれ機械人間になってしまう。
その場に居合わせた佐藤健が演じる高校生の獅子神皓もまた事故により機械の体を手に入れることとなる。
機械の体を使って自分に背く人々を排除しようとする獅子神と力を使って傷ついた人を救おうとする犬屋敷とのバトルが臨場感があり引き込まれていく作品です。
母親を自殺に追い込んでしまった後悔からさらに暴走し、大量殺戮をする獅子神皓は原作により近い仕上がりなっており、犬屋敷の娘の麻理が人質になるシーンはとてもリアルに描かれているので見応えも抜群です。
ただ、獅子神の幼馴染の安堂直行に本郷奏多が起用されているのですが、原作の直行は頭はいいがもっと動きが鈍くのろまなイメージがあるので少し違った印象の仕上がりかと思います。
『いぬやしき』に似ているオススメ映画
私のおすすめ作品は寄生獣です。理由は同作品共に漫画が原作であり、ジャンルもアクション映画だからです。
2作品共に戦いの場面があるものの、ただの殺戮シーンではないので恐怖感無く鑑賞出来るのではないかと思います。
家族の大切さを感じる感動の映画(A評価)
いぬやしきという映画の名前が気になって見に行きました。
主人公であり無能力なお父さんを演じた人の名前でした。ある日突然不思議な能力を得てから、仕事を行く毎日繰り返しの生活が少し違う感じになったりするのが面白かったです。
そして高校生役に出る佐藤健も最初は親友と仲良いすごく優しいひとだなと思いきや、不思議な能力を使いいろんなことを起こします。それは主人公のいぬやしきとは違う悪い行動であり、それを止めようとするシンでイキイキとした姿に感動しました。
そして今まで家族の間で父としての立場がなかったのに、ある事件を解決しに行って娘と出会った時は少し涙が出ました。最後の時に行くともっと残酷な場面もあったり、ドキドキしながらみました。
最後はどうなったのか少しわからない展開だったけど、家族の大切さを感じる映画だったと思いました。これからもっと家族といろんなおもいで作りをしたいなと思いました。素敵な映画でした。
『いぬやしき』に似ているオススメ映画
佐藤健つながりで最近公開した億男をオススメしたいです。
この映画の予告では佐藤健の親友高橋一生がお金を持って逃げたと思いきや、実は親友のために起こしたことであり感動もありました。そしてそれに関わってでる藤原竜也などの演技も素晴らしかったです。
気楽に観れる娯楽映画(B評価)
日本の映画技術も向上したなと思わせてもらえる作品ではあります。CGもかなり見やすくなりましたし、迫力ある映像になっています。木梨憲武さん演じる犬屋敷さん、ノリさんの演技はなかなかおもしろく、役柄と実際のお人柄が合ってた気がしますので、好演だったと思います。
そして、佐藤健くん演じる、獅子神。やっぱりカッコいいです、この俳優さん。こういうクールな役はいつもぴったりです。カッコいいだけではなくきちんとした演技力がありますので観ていて安心できます。
大作というほどではないですが、お気軽に楽しく観るのであれば楽しめる作品かと思われます。しかし、原作を知ってる身としては、それだけだは納得できない面もあります。
原作はただのアクションではなく、物語の中にある、人間とは何かというような深い話があるのですが、やはり映画だと娯楽映画にされてしまう。あれだけの物語を映画の数時間に凝縮することが元々無理なのです。原作と切り離して観れるのであれば、オススメです。
『いぬやしき』に似ているオススメ映画
CGを使った映画やマンガものが好きな人であれば、同じ作家さんが描いてこちらも映画化されたガンツなんて面白いのかなとは思います。
しかし、これも原作の奥深さは表現できていないので、同じく娯楽映画として観ていただくのが良いと思いました。
映画ガンツの評価はコチラのサイトでよくまとめてありますよ。
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