ジャンル | ミステリー |
監督 | 瀬々敬久 |
脚本 | 瀬々敬久 |
公開日 | 2018年5月25日 |
- 生田斗真
- 瑛太
- 夏帆
- 山本美月
- 富田靖子
- 奥野瑛太
- 飯田芳
- 小市慢太郎
- 矢島健一
- 青木崇高
- 忍成修吾
- 西田尚美
- 村上淳
- 片岡礼子
- 石田法嗣
- 北浦愛
- 坂井真紀
- 古舘寛治
- 宇野祥平
- 大西信満
- 渡辺真起子
- 光石研
- 佐藤浩市
薬丸岳の小説「友罪」が原作となった映画です。
【上映中】
『友罪』〔UDCast方式音声ガイド対応〕
8/25(土)〜31(金)19:20
記者の夢に敗れた益田と、他人と交流を避ける無口な鈴木。同じ町工場で働き始めた二人は少しずつ打ち解けていくが、益田はある事から鈴木が17年前の凶悪事件の犯人では?と疑い始め…。過去と現在が交錯する慟哭の人間ドラマ。 pic.twitter.com/G2j2RZflee— 下高井戸シネマ (@shimotakacinema) 2018年8月24日
誰にでもおすすめできるわかりやすい作品(S評価)
主軸となる元少年Aとその同僚である元雑誌記者の物語と、枝葉のエピソードであるタクシー運転とその家族、また指導教官と娘のエピソードが乖離していてどうもとっちらかってしまっている。
おそらく監督は「過去に罪を犯してしまった人間とその家族たちの贖罪」をテーマに群像劇を描きたかったのだろうが、個々のエピソードがバラバラに配列されていて互いに有機的に結びつかないので全体のバランスを欠いた散慢な印象を受ける。
冒頭で描かれる小学生の殺害も、本来なら瑛太演じる主人公によるものなのか否かというとっかかりとなるべきなのにほとんど機能していないのはいかがなものか。
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— TSUTAYA オンラインショッピング (@tsutaya_netshop) 2018年8月2日
またこの作品、いやでも例の酒鬼薔薇事件を思い出してしまうのだが、そうなると時に元少年Aに寄り添うかのような視点を感じる点に疑問が残る。
どんな理由であろうと赦されるべきものではないと思うのだが。
役者たちの演技はみな素晴らしく、特に周りとの距離を上手く測れず、時として狂気を感じさせるような瑛太は出色。
友罪に似ているオススメ映画
この友罪が好きな人は、けっこうドキュメンタリー色が強い作品なので、オススメの映画としては、告白が良いと思います。
友罪と同じくわかりやすくドラマが進行していき、最後の展開などはほとんど同じ要素だと思うので、オススメです。
実際の出来事をテーマにアレンジしていると思われとても関係させられる作品(B評価)
友罪は、かつて関西で起きた酒鬼薔薇事件をモチーフにしてあることは明らかな作品です。
少年Aがその後大人になってどのように過ごしているか、
また、自分の友人が過去に惨殺をいた異常者であったことが分かった時、人はどう思い、どう行動するのか。
主人公ジャーナリストを目指す若者であり、時事のことや過去の事件などには
比較的精通しているような人物です。
住み込みの職場で主人公は少年Aと知り合うことになりますが、
当然ながら彼は素性を隠しており、人と積極的に接しようとはしません。
「友罪」瀬々敬久が夏帆に演じてほしいヒロイン像語る「昼は教師で夜は娼婦」 #夏帆 #瀬々敬久 #友罪 https://t.co/DVw42yMytk pic.twitter.com/hKph1HIeF9
— 映画ナタリー (@eiga_natalie) 2018年6月7日
過去に殺人事件を起こしている当人がトラウマを抱え、
過去の自分の行動に侵され悩まされる状況にもあります。
事件を起こした側の人物、そして事件と関係こそないが、
自分の親しくしている友人が異常者で殺人を犯している人物であると疑う主人公、
そして社会に出た少年Aを心配し気に掛ける施設職員の先生。
あらゆる人々をとりまくその殺人事件を元に、うまくいっていたかのように思われた
人間関係や職場、そして恋愛までのことが全て事件の犯人であったことが
ばれたことをきっかけに音を立てて崩れ出します。
友罪に似ているオススメ映画
東野圭吾「手紙」これは犯罪をした兄と、その兄を持つ弟の物語です。
後味はあまりよくないのですが、悲しいながらにも心動かされるものがある作品でもあります。
東野圭吾の作品なので、非常に分かりやすく読みやすいものとなっています。
友達の衝撃的な過去に触れる映画(A評価)
1997年に日本国内を震撼させた神戸連続児童殺傷事件の犯人「少年A」と、同世代である生田斗真と瑛太がキャスティングされているのがスリリングでした。捉えどころがなく不可解なイメージを漂わせている瑛太と、意図せずに探偵役を担うことになった生田斗真との関係性が印象深かったです。現実の事件からインスパイアされたストーリーと、俳優たちの迫真の演技には胸が打たれました。
友罪★★★★
「罪はいつまで償い続けなければならないのか」
罪を犯した人間は、「1人の人」としてではなく、「罪を犯した人」として見られ続ける。罪はいつになったら償ったことになるのか、罪をおかした人間は幸せになってはいけないのか。そんなテーマをいろいろな視点から描いた本作。 pic.twitter.com/Bs5iwXk9O1— フォレスト@映画 (@T1RgQ0GLDbWrcCo) 2018年6月2日
この物語に登場するキャラクターたちが、多かれ少なかれ自分の居場所を探していることを感じました。生活道具一式をボストンバックに詰め込んで転々としてきた益田や鈴木の後ろ姿には、今の時代のネットカフェ難民を思い浮かべてしまいます。鈴木の彼女となる藤沢美代子の、必要最低限の荷物だけが積み込まれていつでも引っ越し可能な自宅マンションにも重なるものがありました。過去を隠したままたどり着いた益田と鈴木が交流を深めていく、昭和のムードがたっぷりとした一軒家の風景が印象深かったです。
小さな中庭で風変わりなふたりの先輩社員に戸惑いながらも、やがては緩やかなコミュニティーを築き上げていく様子には心温まるものがありました。
友罪に似ているオススメ映画
謎めいた事件の恐るべき真実と、過酷な現実を生き抜く人たちのそれぞれの決意が見どころになります。
瀬々敬久監督が2010年に発表した4時間を超える社会派ミステリー、「ヘヴンズ ストーリー」と合わせて鑑賞して頂きたいです。
深く考えさせられる映画(A評価)
心にずーんと重りを落とされれような映画でした。タイトルのとおりに、友情と罪がテーマ。登場人物それぞれの過去と現在、抱える罪。現実に起きた事件からのイメージもあって、観ていて考えさせられました。
どんな人でも何かしら罪の意識を抱えながら生きていて、明るく見える自分以外の周囲の世界に引け目や羨ましさを感じていたりする。それは自分も、隣でこの映画を見ている人も同じなんじゃないか?と思わされました。誰もが取り繕って、なんとか自分というものを保って生きている。死んでしまえば楽なのに、なぜか生きたいと思ってしまう。生きる事の罪を感じます。
全ての登場人物が何かと抱えているので、少し内容が詰め込みすぎな感じもありましたが、それがまた観ている自分の感覚を複雑にさせ、入り込んで観れる映画になっていました。ラストは観る側が自由に想像できる終わり方だったので、自分は悶々としてしまいましたが、それぞれ都合良く解釈できるようになっているのは良かったと思います。正解は観た人の数だけあって良い映画だと思います。観てみて、悩まされてほしい映画です。
友罪に似ているオススメ映画
告白
犯人探しという点、全体的なトーンは似ています。心にずーんと重く刺さるのも似てるかと思います。
中身は別物ですが、こちらはエンターテイメント的なサスペンス感があり、ドキドキハラハラしながら観れる映画です。
リアリティーが全くなく、かといってファンタジックでもなければ、ドラマチックにもなりえていない、ただただ不幸な物語で、幸せな人が一人も登場しない不自然な世界の中に視聴者を引きずり込みます。
色々と考えさせられる、重い作品。(A評価)
瑛太さんの演技のリアルさが、不気味な雰囲気を醸し出していて、ストーリーの中にどんどん引き込まれました。ストーリーの用に、加害者側の視点で観れば、加害者の苦悩が見えるけれど、この映画を被害者側の人たちが観たときに、何を思うのだろうなと考えてしまいました。被害者家族は、忘れたい人もいることも分かるし、関係者が目の前に現れたら思い出したくないことも思い出してしまうよと思いました。
映画『友罪』友罪公開4日目となりました。
宣伝活動もひとくぎり。
ですが、上映はこれからが正念場です。
俳優部の臨界点を超えた芝居が心打つと思います。様々な意見があって良い映画です。一度見てやってください。 pic.twitter.com/j4bzCNrrpc— 瀬々敬久「菊とギロチン」上映中 (@japansuke) 2018年5月28日
佐藤浩市さんが放った「お前のために家族を解散したってのに、お前が家族作ってどうするんだ。」という言葉が、1番重かったと思います。加害者側の当人と、その家族にスポットを当てた作品で、社会性があって訴えて来るものがありました。
当たり前のことを、当たり前に望むことすら許されない、それぞれが抱える死の罪に苦しみながら生きている。それぞれの行き場のない思いが重くて、リアルに描かれていました。答えがないだけに、心が揺さぶられる作品でした。
友罪に似ているオススメ映画
「三度目の殺人」がおすすめです。
この作品も、豪華キャストで、みなさんの演技に引き込まれながら、見ていていろいろと深く考えさせられるところがあるので「友罪」が好きな人は、きっと深く共感できる部分がある作品だと思います。
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